“仕組み”が分かると納得!

“仕組み”が分かると納得!

仕事をしてても、趣味で運動をしてても、今まで もやもやっとしていたことがすっきりと分かる瞬間ってありますよね。それって今までは「何となく・・・」でやっていたことでも、ふとしたきっかけで仕組みや原理原則が見えた瞬間だったと思います。この仕組みに気づくと何でも上達が早いようです。

合気道の大先輩が、「先生が教えてくれたこんな話が凄く好きなんよね・・・」といって教えてくれた荘子の「包丁」の話をご紹介します。

『中国の料理の達人に包丁と言う人がいました。ある日包丁は王様の前で牛を一頭さばいて見せたのですが、その手つきが神業としか思えないほど鮮やかで素晴らしかったので王様は関心しました。包丁は最初は目の前の牛にばかり気がいってしまっていたが、徐々に全体のことを把握できるようになり、今では目に頼ることなく手が動くとの事。また、普通の料理人であれば月に一度は刃を取り替えなければいけないところ、包丁(人)の包丁(道具)は何千等とさばいても刃こぼれもなく綺麗だったそうです。』

合気道もそうですが、目の前のことについとらわれてしまい全体を見失い無理をすると身体を痛めてしまいやすくなるようです。足に関しても同じです。

元々股関節部分では脚の骨は45度ずつ程外向きについています。(理科室の骨の模型を思い出してみてください。)ですので、つま先も本来同じように外向きになるのが脚にとって自然な姿勢です。つまり立った姿勢だと、踵をつけた状態でつま先は女性でこぶし1つ分くらい、男性でこぶし1.5個分ほど開いているのが無理のない立ち方です。

ところが日本人に多いのが、脚を開いた状態でつま先が真っ直ぐか、内向きになった状態で立つ女性の姿です。若い方はファッションから、年配の方は長時間の正座のせいでO脚になっている方が多いようです。

この立ち方、実は太ももにお肉が付きやすい姿勢でもあります。また、すねの部分の内側の太い骨ではなく、外側の細い骨に体重がかかるため、疲れやすくなりますし、膝にも負担がかかってしまいます。身体の”仕組み”には普遍性があります。重いお尻は太い骨に支えてもらって、余分なお肉とはさよならしたいですよね。

☆お試しください!
電車の待ち時間、踵をつけてつま先を少し開き、お尻を引き締め~。通勤エクササイズ!

 

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