怪我や病気などがキッカケとなり、左右の脚の長さが違い、身体に負担がかかるケースがるあります。
特に大きな怪我などない場合でも、左右で脚の長さの差(脚長差)が出るケースも多く、自覚なく1〜2cm程度は差が出ている事もあります。
怪我などで脚長差が出ている場合には3cm以上の差が出ている事が多いので歩く際にも筋肉のバランスが崩れてしまうため、年を追うごとに差がより強くなってしまいます。
そういう場合、やはり整形外科などでも脚長差を補正する中敷き(インソール)の作成を進められます。
多いケースでは、カカト部分のみに高さを出すインソールを入れるという対策です。
ですが、この対策では実際には足の別な負担がかかってしまい、ベストな対策とは言えないかな…お考えています。
例えば右脚が短いケースですと、右足は常に左に合わせるため、爪先立ちの状態になってしまいます。すると、足のアーチ…特に横アーチが崩れやすくなってしまい指の付け根辺りにはタコやウオノメができてしまったり、ハンマートゥのように足指が曲がってしまったりしてしまいます。
できる事ならオーダーでインソールを作られる事が良いと思いますが、脚長差に対する対策の時にもカカトの高さ補正だけではなく横アーチがしっかりとサポートされるようなインソールになっている事が二次的な足トラブル予防にも大切です。
また、脚長差が例えば3cmある場合、インソールでの補正は3cm丸々行う事はありません。
素足で歩く際との落差がありすぎると、それも負担になるため通常その半分程度…このケースでは約1.5cmの脚長差補正を行う程度が適切な補正範囲になるかと思います。